【体験記】強迫性障害の原因や症状は?チョーコは不潔恐怖と確認行為
目次
最近、メディアやネットニュースで何度か目にすることがありました。
芸能人の方が公表されてますよね。
このことで世間的な認知度も少し高まったかもしれません。
今回の記事では強迫性障害(強迫症)についてチョーコの体験を混ぜながらして書いていきます。
*チョーコの体験談を元に書いています。
経験者ではありますが、専門家ではないのであくまで体験談としてお読み下さるようお願いしますm(_ _)m
強迫性障害の原因は?
強迫性障害になってしまう原因を本やネットで調べてみると、原因は
「未だわかっていない」
とされているものを目にすることが多いです。
それを目にした感想は、
「え?マジで?(´⊙ω⊙`)」
でした。
正直拍子抜けです。
結構昔からある症状ですし、メンタルの病気や症状に詳しくない人でも聞いたことのある人も多いと思いますし、認知度はありそうなのに未だに原因が解明されてないことに驚きました。
ただなりやすい傾向の性格として、真面目・几帳面・完璧主義などは挙げられています。
加えて最近は脳神経の機能の問題という見解も出てきています。
強迫症の原因はまだ解明されていないことも多いですが、脳神経の情報伝達に関係する物質の機能障害や、神経回路の異常などが関係していると言われています。
チョーコもどちらかというと真面目というか、「べき思考」ではあります。
柔軟性に欠けてますね。
それが元からの性格なのか親や周りからの刷り込みなのかはわかりませんが。
あとチョーコの場合は、とにかく「安心」が欲しいんです。
絶対的な安心が欲しい。
そんなものは無理と言われても欲しいんです!
これは自分の経験上たどり着いたことなんですが、強迫性障害の根底にあるものって「不安」だと思ってます。
強迫性障害の強迫行為は「儀式」
なので強迫行為(洗浄や確認)は、安心を得るための「おまじない」「儀式」なんではないかと。
例えばチョーコは元々排泄物に対して不潔恐怖が強く出ていたんですが、コロナ禍以降人の飛沫に対して強い嫌悪感や恐怖心が出るようになったんですね。
これは自分の身近に、普通よりコロナを気をつけないといけない人が何人かいてその人達に何かあってはいけないという気持ちが強くて、過剰にコロナを気にするようになったんです。
未だにマスクを外して接することができるのは、家族とパートナーだけで、外では極力マスクを外したくないので水分もどうしても我慢できない状態にならない限り摂りません。「口に入る」ものに対してものすごく神経質になっています。(2024年5月時点)
マスクが解禁になって一年、外に出るとマスクしてない人の方が多くなってるのでガッツリコロナ禍よりも正直、チョーコ的にはかなりしんどいです。
マスクしてない人が咳やくしゃみをしたら飛沫がついたらと気になりますし、人がしゃべってるだけでもしんどいです。
「だってテレビで会話する時は2メートル離れましょうって言ってたやん!」
と、いう具合です。
外出中は常にこの状態が続きます。
電車の中ではしょっちゅう席や車両を移動してます(笑)
もうここまでマスクしてない人が多いと、逃げ場がないんですが。
ただ最近ふと思ったんです。
飛沫の何に自分は恐怖を感じているんだろう、と。
元々はもちろんコロナのウイルスがいたらどうしようという不安、恐怖でした。
ただ最近はとにかく人の「飛沫」がイヤな気がしてます。
これはチョーコの勝手な分析(チョーコにとってだけ)なんですが、不潔恐怖の対象の排泄物にしても現在の恐怖対象の飛沫にしても「人から出たもの」なんですよね。
チョーコははっきり言ってコミュ障です。
人との関係の築き方が未だによくわかりません。
人と接するのがしんどいので社会生活が辛いです。
このお話もまたいつかしよっかな。
不登校になったのもここに原因があると思っています。
話を戻します。
つまりチョーコは人と接するのがかなり苦手なんですね。
人と接してる自分になんだか違和感のような不一致感があって、、、。
自分が社会に出ていてメンタルがやられることのほとんどが人との関わりの中にあります。
なので
人=自分を苦しめるもの
という構図が出来ていて、そこから排出されるもの(排泄物や飛沫)に対して嫌悪感や恐怖感を感じてしまうのではないかと。
結局は人に対する自分自身の思い込み、不安を解消しないとチョーコのメンタルの症状は消えないんだと自分では思ってます(間違ってるかもしれませんが)。
強迫性障害の主な症状
強迫性障害と一括りにいっても症状、強迫対象は色々です。
ここでは主な症状を挙げていきます。
不潔恐怖・洗浄行為
汚れや細菌汚染の恐怖から過剰に手洗い、入浴、洗濯をくりかえす、ドアノブや手すりなど不潔だと感じるものを恐れて、さわれない
確認行為
戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを過剰に確認する(何度も確認する、じっと見張る、指差し確認する、手でさわって確認するなど)
加害恐怖
誰かに危害を加えたかもしれないという不安がこころを離れず、新聞やテレビに事件・事故として出ていないか確認したり、警察や周囲の人に確認したりする
儀式行為
自分の決めた手順でものごとを行わないと、恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ方法で仕事や家事をしなくてはならない
物の対称性へのこだわり
物の配置に一定のこだわりがあり、必ずそうなっていないと不安になる
数字へのこだわり
不吉な数字・幸運な数字に、縁起をかつぐというレベルを超えてこだわる
チョーコは生活に支障をきたすレベルなのは不潔恐怖と確認行為ですが、加害恐怖や数字へのこだわりもあります。
強迫性障害のチョーコ的まとめ
「強迫性障害」と一言で言っても症状も色々あって、同じ症状でも人によって気になる対象が異なったりもします。
強迫性障害は頭ではこんなに恐れる必要はないとわかっていても、心は恐怖でいっぱいになるのでいてもたってもいられず強迫行為を行ってしまいます。
それらの言動で周りからは変な目で見られたりすることもあるし、批判的に捉えられたりもあります。
(最近チョーコは自分の安全、安心のために行ってることなのに、それによって傷つくなんてなんかちょっと違くない?と思うようになってます)
きっと経験者じゃない人は理解は難しいと思いますが理解できなくても、せめて否定はしないで頂けると少し気が楽な気がします^_^